温度管理

どんなに栄養価の高い餌を与えても、飼育温度が不適切だと正しく消化することができず、様々な障害をもたらします。植物系の食物の消化・分解は一般的に困難な事です。草食の哺乳類では、消化のために様々な方法を行うように進化してきました。たとえば、ウシは特殊な胃を持ち、反芻(はんすう)を行います。ウサギ等は特殊な歯と巨大な盲腸を持っております。イグアナは植物の葉などを丸呑みする上、明確な盲腸も持ちませんが、結腸が小部屋に分かれた特殊な構造を持ち、細菌の力を借りて植物の分解、吸収を行っています。細菌を活性化し、効率の良い消化のために高い温度が必要です。日中は35度くらいに体温が上昇する環境を提供する必要があります。

夜間は多少下げますが、25度以下にはならないようにします。食欲が落ちたり、病気の治療中は27度以上あるように設定します。

1年を通じて夜間25度〜27度、日中35度前後になるようにコントロールする。

25度以下、40度以上にはならないように注意。