デジタルカメラ画像サンプル |
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●100万画素クラスコンパクトデジタルカメラ
スナップ
低解像度デジタルカメラは気軽に撮影できるところが利点である。
ネット配信などには十分であるが、プリントはきびしい。
(Photo:Akira Yamanouchi)●200万画素クラスコンパクトデジタルカメラ
イグアナ
本機は数年前の焦点距離固定の激安カメラである。最近のコンパクトはより写りが良いであろう。最近の携帯電話の内蔵カメラの方がきれいかもしれない。解像度よりも階調および露出制御に問題を感じる。
(Photo:Akira Yamanouchi)
遠景
低解像度デジタルカメラの利点は何と言ってもコンパクトな点である。多くは小型軽量で旅行には適している。しかし、200万画素ではサービス版(L版)からハガキサイズまでが限界であろう。
(Photo:Keiko Kodama)●240万画素(出力432万画素)クラスコンパクトデジタルカメラ
クローズアップ
200万画素クラスでも、製品としてはピンからキリまで存在する。よく作りこんである製品は露出制御やホワイトバランス制御が優秀で、オートでも不安なく使える。「安かろう、悪かろう」の製品もあるので要注意である。
(Photo:Keiko Kodama)
スナップ
本機は240万画素であるが、補間処理により400万画素出力のデジカメである。リアル400万画素と比較すると解像度は落ちるが、240万画素よりは遥かに解像度を有する。プリンタ出力では、キャビネ版程度までは問題なく出力できる。A4まで伸ばすと画像は荒れるが、見れないことはない。露出が合えば階調も豊かであるが、ラチチュードが狭く、白飛びしやすいので注意が必要。
(Photo:Akira Yamanouchi)●300万画素クラスコンパクトデジタルカメラ
イグアナ
このクラスのデジカメはレンズ性能が画質を大きく左右する。ズームレンズがつき、マクロ機能も優秀なものが多い。
(Photo:Akira Yamanouchi)
室内
リアル300万画素あれば、写真としての解像度は十分である。プリンタ出力では、キャビネ版程度まではそれほど荒れないで出力できる。良くできた製品は、露出制御やホワイトバランス制御が優秀であり、難しい条件でもよく写る。また、マニュアルで露出調整やホワイトバランス調整ができる機種も多く、表現がより豊かになる。
(Photo:Sumie Oka)●500万画素クラスコンパクトデジタルカメラ
イグアナ
内臓ストロボを使用しているが、白飛びもなく、ストロボの調光もうまくいっている。300〜400万画素クラスは最も普及しており、一番競争の激しいクラスでもある。解像度は十分であることから、このクラスの機種選定は難しく、レンズ性能、露出制御、ホワイトバランス制御、調光制御、フォーカス制御など、解像度以外のカメラの出来が画質を大きく左右する。
(Photo:Sumie Oka)
遠景
気軽に持ち歩きたいが、解像度も欲しい場合はこのクラスのデジカメが最適である。値段も高くなるが、このクラスのカメラではレンズの作り込みも良く、露出やホワイトバランスも極めて優秀である。カメラ任せのオートの設定では、一眼レフを超えるものもある。このクラスのデジカメでは、A4サイズに出力しても画質的な破綻はない。
(Photo:Akira Yamanouchi)●500〜600万画素クラスレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ
イグアナ
ハイエンドコンパクトと呼ばれるこのクラスのデジカメは、各社の威信がかかっているカメラでもあり、優秀な製品が多い。特に高解像度CCDに対応すべくレンズ性能が優れたものも多く、マクロ機能が充実した製品もある。
これだけの性能を持ちながら、ポケットやカバンに入れて気軽に持ち歩けるところに魅力がある。
(Photo:Akira Yamanouchi)
魚眼
レンズ交換が可能なため、表現の自由度が飛躍的に高まる。これは対角魚眼レンズによる画像である。解像度も高く、階調も豊かである。
レンズ交換式一眼レフデジカメは最高の画質が得られるが、価格と携帯性に大きな問題がある。しかし、これはフィルムカメラでも同様である。
(Photo:Akira Yamanouchi)
マクロ
一眼レフタイプはストロボなどもTTL調光が可能であり、ボディから離して発光させることも可能である。TTLによる調光は優秀であり、レンズの種類や撮影距離に関係なく最適な発光量にコントロールされる。
写真は水槽内のナマズの顔のアップである。ストロボは延長コードにより水槽の上から照射し、105mmマクロで撮影。ターゲットに焦点を合わせ、前後のボケ具合も調整できる。
(Photo:Akira Yamanouchi)
イグアナ
レンズ交換式カメラは、魚眼から600mmの超望遠、顕微鏡、望遠鏡など、マウントさえ合えばすべて使用可能であるところが利点である。
被写界深度を調整し、ポートレートで背景をぼかしたり、絞り込んでパンフォーカス的な表現も可能である。
一眼レフタイプは、速射性に関しても優れている。電源を入れてから写すまでの立ち上がりが実質0秒で、秒間数コマの連続撮影も可能である。プロ仕様としてはその部分も大きい。
(Photo:Akira Yamanouchi)
イグアナ
レンズ交換式一眼レフデジカメは、最も優秀な結果を残すが、それは正しい使い方をした場合に限ったことである。逆にいうと、誰でもシャッターを押せば撮れるものではない。画像へのこだわり、写真の基本的な知識がないとかえって失敗写真が多くなるであろう。今まで一眼レフでポジフィルムを使用していた人は問題なく使いこなせるであろうが、「被写界深度って何?」「測光方式って何?」という人にはおすすめしない。そういう人にはハイエンドコンパクトが合っているだろう。
(Photo:Akira Yamanouchi)