準同軸照明装置1号機
Semi Coaxial Illumination System - I


●準同軸照明装置の開発
●準同軸照明装置1号機(プロトタイプ)
デジタル一眼レフのストロボ調光は、フィルムカメラ時代のフィルム面の反射光を測定して発光量を調整するTTL方式とは異なり、本発光前にプレ発光し、CCDで被写体への照射量を測定して本発光量を決定するという方式をとっている。そのため、純正のストロボを使用する必要があり、多灯発光できないという制約もある。
独自の発光装置を作成しても、デジタル一眼レフでは光量を制御するのが困難である。そのため、最も簡便な方法は、純正ストロボの発光(プレ発光、本発光とも)を何らかの方法でレンズ光軸近傍に導くことである。今回は光ファイバーを利用してストロボ光をレンズ光軸近傍に導入する方法で試作品を制作した。光ファイバーの光量損失、ストロボ調光制御、そして徹照像が得られるかどうかを確認する。

テスト撮影