【 Nikon D1x 】の10M出力について


2002年11月、D1xのファームアップとNikon Capture3のバージョンアップによって、RAWデータの10M出力が可能となった。
今まで3008×1960ドットだったラージフォーマットが4016×2616ドット出力に対応する。その差がどの程度のものなのか、検証してみる。

●画像比較

共通データ
カメラ:Nikon D1x レンズ:24-85mm f/2.8-4
焦点距離:85mm、露出:マニュアル、F7.1-1/200秒 スポット測光 0EV補正
ISO125、RAW(12bit)、3008x1960:4016×2616、ホワイトバランス:スピードライト、カラーモード:AdobeRGB
Capture3で処理後、Photoshopでトーン調整。96dpi、長辺300dot、jpg圧縮(Photoshopで7)

6M10M
dsc_4211-6m-full.jpg

全体像
dsc_4211-10m-full.jpg

全体像

双方ともトリミングなしで、長辺300ドットに縮小している。
この大きさでは、6M、10Mの差はわからない。
緑枠を中心に拡大する。

6M10M
dsc_4211-6m-600-300.jpg

部分拡大
dsc_4211-10m-800-300.jpg

部分拡大

6Mは600×600を300×300ドットに縮小、10Mは800×800ドットを300×300ドットに縮小した。
鱗の描写など、解像感が向上しているのが確認できる。

6M10M
dsc_4211-6m-300-300.jpg

緑枠範囲拡大
dsc_4211-10m-400-300.jpg

緑枠範囲拡大

6Mは300×300ドット縮小なし、10Mは400×400ドットを300×300ドットに縮小した。
眼瞼の皺や鱗、角膜や虹彩の辺縁に明らかな解像度の向上が見受けられる。