疼痛

概要

疼痛があると、イグアナは活動しなくなり、深い呼吸をするようになる。時には開口呼吸を行う。イグアナのような食物連鎖の下位レベルの生き物は、病気を隠すといわれている。具合が悪そうなそぶりを見せると天敵に狙われやすいからである。そのため、限界まで病気の症状を隠し、外見的に現れたときは手遅れなことが多い。
したがって、イグアナが疼痛を表した場合、かなり末期的なことが多いので早急な対応が必要である。卵詰り、消化器疾患、腹膜炎、呼吸器疾患、腎疾患などが考えられる。イグアナに詳しい病院で、X線検査、超音波検査、血液検査、便検査などから早急に原因を追求し、治療を開始する必要がある。

疼痛を示すイグアナ（写真提供：VEIN）