爪の過長


b-ball 概要

自然界のイグアナは樹上で生活しており、垂直の幹を昇り降りしている。そのため、爪は常に磨耗し、伸びすぎることはない。
飼育下では爪があまり磨耗せず、伸び過ぎることが多い。伸び過ぎた爪は指を変形させ、自身の体を傷つけることもあるので、適宜切断する必要がある。爪の伸び過ぎによる指の関節炎も発生する。さらに、爪が引っかかりやすくなり、爪の破折や脱落、指の骨折なども発生しやすくなる。
イグアナの爪には血管と神経が走行しているので、切断する部位は先端の数ミリに止めるべきである。深く切りすぎると痛みを伴い、出血するので注意する。
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伸び過ぎた爪(写真提供:VEIN
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爪きりで先端を切除(写真提供:VEIN
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処置後(写真提供:VEIN