痛風


b-ball 概要

他の動物と同様に、イグアナも「痛風」になることが知られている。何らかの障害により、血中の尿酸濃度が上昇すると、関節や内臓に尿酸結晶が析出し、痛みを伴う腫れができる。進行すると致命的な障害となる上、治療は非常に困難となるので、何よりも予防が肝心である。
痛風におちいる原因として、次のものが考えられる。
特に高蛋白の餌(ドッグフード、キャットフード、九官鳥の餌、昆虫など)を長期間与え続けると血中の尿酸濃度を上昇させる原因となる。このようなものを与えていた場合は、直ちに正しい餌に切り換える必要がある。
また、水分量が不足する場合も、尿酸濃度が上昇する。飼育環境の温度や湿度にもよるが、飼育しているとよく水を飲む姿を観測する。毎日新鮮な水を用意すると良い。また、飼育環境の湿度は60%前後は必要である。電気の暖房などでは、冬の太平洋側は湿度10%以下に下がることも多い。温度とともに、加湿器などで湿度もコントロールする必要がある。