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温度

◇ 温度計 ◇

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最高最低温度計
外気温動物である爬虫類を正しく飼育するために、温度計は必需品です。温度計は気温を計る温度計を用意します。爬虫類飼育では、最高温度と最低温度を記録・表示できる最高最低温度計の使用を強くおすすめします。これには水銀柱式のものと電子式のものがありますが、電子式の方が視認性のよさの点で便利でしょう。最高最低温度のリセットもワンタッチでできます。温度計あるいは電子式のセンサー部は、普段イグアナがいる場所に設置します。

最高最低温度計を設置する

 最も注意すべき点は、夏の最高温度と冬の最低温度です。冬の最低温度は、朝方、日の出前に訪れますので、よほど朝に強い人でない限り最高最低温度計は重宝するでしょう。初めての冬は特に注意して、外気温が下がり始めたら、毎日、最低温度が25度を割らない様にチェックします。サーモスタットが通電しているにもかかわらず温度が上がらない場合、外気温に対してヒーターの能力が不足しています。その様な場合、温室の保温対策をするか、ヒーターを追加もしくはワット数のより大きなヒーターに変えます。特に幼体の頃は、低温にも弱いので、温室の上段で最低温度が27度前後あることが望まれます。
 温室を日当たりの良い南面等などに設置した場合、日中軽く40〜50度に達してしまうことがあります。今度は高温対策が必要となってきます。一般にイグアナは40度を越えると危険と言われています。45度で死亡すると言う報告もあるので、多少安全率を見て、温室内の最高温度リミットは40度と考えていて良いでしょう。暑過ぎる場合は、部屋ごと空調機で冷やす方法もありますが、電気代も嵩みます。
 私の場合は、温室の対角のガラス2面を取り外し、塩ビパンチボードで同じ大きさの板を製作して、夏の間は取り付けています。部屋の窓を開けて空気の流通経路さえ確保すれば、日本の気候(関東地方)では40度を越える事は滅多にありません。部屋の換気扇を回すのも、室温を下げる1つの手段でしょう。温室に換気扇が付いているものも効果がありますが、この場合換気扇のファンは必ず網などでガードしてください。
体が浸かれる大きめのバットなどに水を入れておくのも効果的です。

冬:最低温度が25度以下にならない様に
夏:最高温度が40度以上にならない様に
  • 1年を通して、夜間は25度、日中は35℃前後になるように温度をコントロールする
  • 25度を切ってもすぐに致命的になるわけではありませんが、低温状態が続くと食欲不振、免疫力の低下、消化不良などによって体調を崩します。
  • 40度を超えるとかなり短期間で致命的となりますので注意が必要です。